様々な就活力アップセミナーに参加したものの、自分の将来やりたい事がまだ分からない僕は、セミナーで紹介された3日間の自己分析セミナーに参加する事にしました。
参加費は1人3万円。
学生時代の自分にとって決して安い金額ではなかったのですが「この合宿セミナーに参加して、たった3日間で自分の将来の方向性が決まるのであれば安いものだ!」と、自分に言い聞かせ、なけなしの参加費を払うのでした。
新卒就活応援団長のへなちょこ就活体験談
①理系出身者が文系職に就職しても問題ないの?
②そうだ!ジャンボジェットのパイロットになろう
③就活力強化セミナーでプレゼン・リーダーシップを学ぼう
④自己分析セミナーで将来の夢を見つけよう ←今ココ
⑤ブランコジャンプでリーダーシップを身に着けろ
⑥社長に学ぶビジネスの掟~成功の反対は?~
⑦就活ノートの使い方~書いて思考を整理せよ~
⑧面接での大失敗~集団面接での心得~
⑨就活なんて大嫌い~就活鬱を吹き飛ばせ~
⑩内定取得(ゲット)のために必要なたった3つの考え方
過去の自分を振返る
セミナー当日、会場にはスタッフも合わせて約100名の人が集まっていました。
同じように自分の事を理解して、将来の方向性を決めたい就活生がこんなにいるんだと思うと、なんだかちょっとだけ安心したのを覚えています。
初日のセミナーは講義から始まりました。
まずは自己分析をするために大切なマインド、考え方を学びます。
講師の話を経て、その後は「過去ー現在ー未来」という順に自分の考えをまとめていく個人ワークや、それをみんなで共有するようなグループワークを繰り返し行っていきます。
過去の振返りをした時にある一人の学生がふいに泣き出しました。
「自分は小学生の頃いじめられてて自信がなくて…、だから就活も思い切って面接官に自分をアピール事ができない…。」といった内容だったかと思います。
それを皮切りに、みんな自分の過去のトラウマだったり、惨めな思いをした経験などを共有しあう場になり、自分も泣きながら過去の記憶を呼び起こしてみんなに共有しました。
自分の中で蓋をしていた過去の記憶も、小さな頃の自分はとても傷ついてたんだということに気づけました。
講師の創るこの空間は独特で、親にも友達にも話したことのない話を、今日初めて会った同じ就活生達に話してしまったのはとても不思議な感覚でした。
みんなで泣くだけ泣いた後は、その後、みんなで「●●はできる!●●はできる!●●はできる!」と、呪文のように励ましあうワークを実施。
思いっきり泣きながら自分の嫌だった過去の話をして、その後みんなで「できる・できる・できる」と言いながら励ましあって、なんだかとってもスッキリした気持ちになり、この先の未来、なんだってできるんじゃないかといった清々しい気分になったのを覚えています。
後から考えてみるとちょっと異様な空間だったとも思えるんですが、その時の自分にとってはとても必要な体験だったと思っています。
普通の人生で終わりたくない!
過去の自分と向き合い、今の状況を把握した後は、「じゃあ、これからどんな人生にしたいか?」といった前向きな事を考える時間です。
「自分はこの先どんな人生を歩んでいったら幸せなんだろうか?」
考えていくと、「普通の人生で終わりたくない!」というような考えがわいてきました。
「じゃあ普通の人生ってなんなの?」
と、考えをどんどん深堀りしていき、頭に思いっきり汗をかく体験をしました。
色々考えた結果、この時に固まったのはまずは5年間、日本の企業で働いてお金を貯めて、その後1年間、世界一周の旅に行き、世の中を見て周る。
そんな5~6年間をまずは過ごそう!という考えでした。
将来なにがやりたいか分からないのは、世の中にどんな仕事があるかも分からないからだ。
だったらまずは社会人に飛び込んでみて、いろんな仕事をしてみて、そしてお金を貯めて、元々行きたかった世界一周の旅に自分で貯めたお金で行き、世界中の人と色々話してみて自分の方向性を決めよう。
と、今思うと結局、決断を先延ばしにしてしまっただけだったのかもしれませんが、その時の自分にとって精いっぱいの将来の方向性を決めました。
フリーターとか、そのまま大学に残るとかそういう選択肢は捨て、とりあえず来年の4月からは社会人として働こう!そんな事だけは決まりました。
自分でお客さんを呼ぶ?
自分の将来についてある程度固まったら、それを5分間のプレゼンテーションにしてみんなに共有するというワークが最後に待っていました。
しかも、最終日は自分の知り合い(親や友人等誰でもOK)をできるだ多く集めて、会場に来てもらい、将来の夢についての宣言を聴いてもらうというワークでした。
発表を聞くのは無料とはいえ、自分で聞いてくれる人を集める(いわゆる集客)をするのは初めての体験で、正直恥ずかしいやら気まずいやらでなかなか声をかけられなかったです。
でも、これも自分の将来をいい方向へもっていくための、大事な試練だと思い、思い切って家族や親せき、知り合いに声をかけたりして、参加を呼びかけました。
声かけに応じてくれた家族や友人は4人だけでしたが、なんとかお客さんを集める事にも成功しました。
歩道橋でプレゼンテーション練習
3日間のセミナーでしたが、最後の1日だけは一週間後と、少し期間が空いていました。
その間ひたすらプレゼンの練習です。
社会人になるとプレゼンテーションする機会も沢山増えますが、ほとんどの人が練習せず、資料を作ったらそれを本番で初めて話す人が多いそうです。
しかし、プレゼンテーションは練習すればするほど質が上がります。
講師のアドバイスを聞き、チームメンバーと一緒に歩道橋の上で練習もしました(恥ずかしさに慣れるため)。
路上で練習した人や、知らない人を集めて模擬プレゼンをして練習したチームもいたそうです。
チームメンバーの前でプレゼンをして、フィードバックを受けて改善していく。
その繰り返しで、人にフィードバックする際のポイントも学びました。
フィードバックで大切なのは良いところと改善点をセットでフィードバックする事です。
フィードバックというと、どうしてもダメだししがちになりますが、ダメだしばかりだと正直テンションが下がっていき、やる気がなくなります。
「こういうところとこういうところは良かったと思います。ただ、この点をこうすればもっと良くなると思うよ。」
こういったフィードバックの基本的な型を習ったのも今の社会人生活で役に立っていると思います。
ドキドキの当日発表
そんなこんなで一週間みっちり準備を進め、いよいよ当日を迎えました。
就活生80人ぐらいが呼んだお客さんが200人ぐらいは会場に入ってきて、非常に緊張しました。
まずは200人のお客さんにチーム紹介のプレゼンをし、自分たちがこの日に向けて、どんな風に準備を進めてきたかや、今日の意気込みについて語りました。
その後ひとチーム4~5人のプレゼンブースに移動し、自分が呼んだお客さんや、チーム紹介プレゼンを観て、興味をもってくれたお客さんの前での、ひとりひとりのプレゼンが始まりました。
そして、いよいよ自分の番。
僕は過去の自分-今の自分-未来の自分と、順を追って5分間、渾身の気持ちを込めてプレゼンテーションしました。
「過去の自分は自分の限界を自分で決めていた」
「これからは色んな可能性に挑戦したい!」
「5年間日本で働いてその後世界に飛び出したい!」
そんな気持ちを目の前の20人ぐらいのお客さんの前で話しました。
終了後、観客からは温かい拍手と「頑張ってねー」の声を頂きました。
すごい緊張しましたが、こうやって誰かの前で自分の気持ちを発表する経験をする事で、僕の就活経験値は少しずつ上がっていきました。
【まとめ】自己分析セミナーで将来の夢を見つけよう
一週間の自己分析セミナーを経て、また1つ成長した僕は、その会社が主催する「リーダーシップセミナー」にも参加したくなりました。
リーダーシップセミナーの価格は5万円。
「流石に5万円は懐が痛い!」
「でも、本物のリーダーシップについて学びたい!」
「将来、でっかい男になるために、このセミナーが今の自分には必要だ!」
と、またもや自分に言い聞かせ、なけなしの5万円を払い、リーダーシップが学べる一泊二日の合宿セミナーに参加するのでした。
【この日学んだ事】
決断する事の重要性
自分が気にしている事って他の人からすると大したことない
世の中で起こっている事は全て自分のせいという考え方
今日のあなたへの質問
「あなたには夢はありますか?」
それでは今日も就職活動、頑張ってください!
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