【就活体験談⑧】面接での大失敗~集団面接での心得~

面接での大失敗 就活のやり方
新卒就活応援団長のへなちょこ就活体験談
①理系出身者が文系職に就職しても問題ないの?
②そうだ!ジャンボジェットのパイロットになろう
③就活力強化セミナーでプレゼン・リーダーシップを学ぼう
④自己分析セミナーで将来の夢を見つけよう
⑤ブランコジャンプでリーダーシップを身に着けろ
⑥社長に学ぶビジネスの掟~成功の反対は?~
⑦就活ノートの使い方~書いて思考を整理せよ~
⑧面接での大失敗~集団面接での心得~ ←今ココ
⑨就活なんて大嫌い~就活鬱を吹き飛ばせ~
⑩内定取得(ゲット)のために必要なたった3つの考え方

90分間のロング集団面接

就活セミナーや沢山の会社説明会に参加しながら、就活ノートを使い、自分の選社軸を固めていった僕は、気になる企業の選考をどんどん受けていきました。

面接の受け答えもスムーズにできるようになってきた僕は、ある人材会社のコンサルタント営業職の4次選考まで進み、役員による集団面接に参加しました。

その日一緒に面接に参加した学生は4人で、全部で90分間の長丁場の集団面接でした。

面接官の質問に順番に答えていき、回答に対して面接官が深堀質問をしていく形式でした。

カジュアルな質問から、企業選びの軸、将来どういうビジョンを描いているかなど様々な質問に回答していきました。

そして最後に出された質問がこちらです。

 

隣の人を漢字一文字で表してください

90分間の長丁場の集団面接の最後の質問は「隣の人を漢字一文字で表してください」という質問でした。

はっきり言って今まで自分が答えるのに必死で、隣の人がどんな事を話しているかをほとんど聞けていませんでした。

隣の子は桃子さんという女の子でした。

色々考えた挙句、何にも出てこず、「桃」と答えてしまいました。

理由もなんと言ったか覚えてないんですが、しどろもどろでした。

桃子さんだから「桃」ってね。

今思い出しても恥ずかしいです。

 

・・・3日後に届いた結果は不合格。

はっきりとは分かりませんが、後から考えると、集団面接の中、周りの人の話もちゃんと聞けているかというのが評価基準の1つだったのではないかと思いました。

営業では自分が話すことも大切ですが、それ以上に相手の話をしっかり聞く「傾聴力」が問われます。

この会社は集団面接の中、そういった人の話をしっかり理解する力があるか、そして聞いた話を活かしてどうアウトプットできるか、そういった部分を見ていたのではないか?と、今となっては思います。

 

サウスウエスト航空の採用試験

ここでアメリカの航空会社、サウスウエスト航空の話をしたいと思います。

サウスウエスト航空は「顧客第二主義/従業員第一主義」を掲げるとてもユニークな会社です。

普通は「お客様第一主義」を掲げる会社が多いですよね。

サウスウエスト航空はフレンドリーでユーモアのある接客によって顧客からのロイヤリティーを獲得し、リピーターを増やしている会社です。

ですので、当然、従業員にもフレンドリーでユーモアのある対応を求めます。

そんな従業員を採用する手法の1つとして、こんな話があります。

選考前の大きな待合室で、スタッフが受験生にこんな風に投げかけます。

「みなさん緊張しているようなので、誰か緊張をほぐすために何か面白い話をしてくれませんか?」

すると、アピールのチャンスかと思って何人かの人が手を挙げて、話を始めます!

そしてそういう積極的な人を採用するのかと思うと、実は全く逆で、その話を聞いて微笑んでいる人を採用するんだそうです。

こんな緊張した場面で面白い話をして!と言われても大抵その話は面白くないんだそうです。

そんな状態の中、たいして面白くない話を一生懸命聞いてあげて、笑ってあげられる人。

そんな人を採用するんだそうです。

 

サウスウエスト航空のパイロットの採用試験

また、サウスウエスト航空のパイロットを採用する際の話として、茶色いパンツをはける人を採用したという逸話もあります。

採用試験に来る人は日本の就活生と同じくほとんどがきっちりとしたスーツ。

スタッフはそんな受験者がリラックスできるように茶色い半ズボンに着替えるようにすすめます。

候補者の反応は様々で、面白がってすぐに着替える人もいれば、断る人もいたそうです。

そして試験では、茶色の半ズボンに着替えた人が合格となりました。

フレンドリーでユーモアのある人を見つけるために、そういった恥ずかしい事でも率先して行動できる人が合格となったんだそうです。

 

採用試験(面接)での評価ポイント

このように、企業は自社が採用したい人の評価基準を決めています。

僕が受けた集団面接であれば、大勢の人と議論する中で、他人の話をしっかり傾聴して、その話をもとにちゃんとアウトプットができるか?

サウスウエスト航空のスタッフ採用話であれば、人の話を一生懸命聞いてあげて、笑ってあげられる人。

パイロット採用の場合は、恥ずかしい事でもユーモアをもって率先して行動できる人。

それを見抜くために、面接での質問を工夫したり、受験者にどんな働きかけをしてみるかを採用する側は事前に決めています。

企業がどんな職種でどんな人を採用したいと思っているか?

求める人物像をしっかりと把握しておく事も大切ですね。

 

【まとめ】集団面接での大失敗

今日は集団面接を受けた際の、僕自身の大失敗についてお話させていただきました。

集団面接の時は、自分が何を話すかも大切ですが、周りの人がどんな話をしているかもしっかり聞いておく事が大切です。

面接官の質問に対して、何を話すかある程度頭の中でイメージできたら、後は他の人の話に集中しましょう。

自分が答える際に、他の人の発言も参考に話ができたら最高ですね。

また、試験官がどういう目的でこの質問を投げかけているのか?

何を判断したくてこの質問をしてきているのか?

などの背景を考えながら質問に回答できるようになれば、また一歩内定へ近づく事になるでしょう。

 

今日のあなたへの質問

「あなたの仲の良い友人を漢字一文字で表してください。」

それでは今日も就職活動、頑張ってください!

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