就活でのエントリーシートの書き方【志望動機?自己PR?人事はどこを見ている?】

エントリーシート 就活のやり方

就職活動はざっくりいうと、こんな順番で進めていきます。

【就活のやり方】
①自己分析
②業界研究
③エントリーシート提出 ←今日はここ
④適性検査(SPI)受験
⑤グループワーク(ディスカッション)
⑥面接

今日は『エントリーシートの書き方』についてお伝えしていきます。

エントリーシートとは?

インターンシップや説明会に参加してなんとなくその企業について理解すると、次のステップはエントリーシートの提出です。

企業によって選考フローは違いますので、エントリーシートのない企業もありますが、応募者が多い人気企業であれば、ほとんどの会社で提出が義務付けられています。

エントリーシートとは、エントリー(応募)の意思を企業側に示すための応募用紙の事で、企業側がフォーマットを用意してくれます。

エントリーシートの事は通称ES(イーエス)と呼びます。

Entry Sheetの略となりますので覚えておくとよいでしょう。

最近では電子データでの提出も多く、リクナビで言えばOpenES(オープンイーエス)、マイナビで言えばMycareerbox(マイキャリアボックス)というシステムがあり、一度提出したESは、次の企業でも使いまわしができるようになっています。

※ただし企業特有の3~5問の質問に関しては、それぞれの企業に対して回答する必要があります。

 

エントリーシートと履歴書の違い

エントリーシートとは別に、履歴書の提出が求められる企業もありますが、エントリーシートと履歴書は何が違うのでしょうか?

履歴書は「過去」の自分の経歴を記した書類です。

出身高校や大学、現在持っている資格や趣味特技の欄があります。

それに対してエントリーシートは「将来」に向けて自分の熱意や可能性をアピールする書類だと言えます。

志望動機や自己PR、学生時代に取り組んだことなどの記入スペースが多く、履歴書よりも応募者の思考が人事に伝わり易い構成になっています。

ですので、履歴書よりもエントリーシートの方が重視されます。

 

エントリーシートでよく聞かれる質問は?

エントリーシートでの質問内容は企業によって様々ですが大きく分けると以下の3項目に分類されます。

【過去】
・今の大学を選んだ理由
・ガクチカ(学生時代に頑張った事)
・研究やゼミ活動について
・アルバイトでの経験について
・これまでに乗り越えた困難について

【現在】
・自己PR
・志望動機
・長所・短所
・趣味や特技について
・卒論や研究内容について
・最近気になったニュース
・自分自身を漢字1文字で表すと?
・選社軸(会社を選ぶ上での軸)

【未来】
・入社してやってみたい事
・今後のキャリアプラン

過去の自分の選択や経験について
現在のあなたの価値観や特徴について
将来あなたがやりたい事や目指している目標について

と、大きく分けると現在・過去・未来についての3つの項目に分類されます。

 

人事が見ているポイントは?

エントリーシートを提出された人事はいったいエントリーシートのどの部分を見ているのでしょうか。

大手企業になると、多い時は数百・数千のエントリーシートを数日間で見て判断していく必要があります。

そのためパッ見の印象というのも非常に重要です。

【人事が見ているポイント】
誤字脱字がないか
分かり易いか
事実・主語・役割が明確か
具体性があるか
根拠はあるか
入社後のイメージがわくか

このあたりのポイントはしっかり押さえておく必要があります。

「誤字脱字が多いな、仕事を丁寧に進めるのは苦手そうだな」
「えっ、どういう事?分かりづらいな」

そんな風に思ったエントリーシートを合格にする人事はいません。

自分以外の人が読んでも、その人の事が明確にイメージできるようなエントリーシートを目指しましょう。

 

就活でのエントリーシートの上手な書き方5つのコツ

さて、そんな読みやすいエントリーシートを作る具体的な方法を見ていってみましょう。

誤字脱字(変換ミス)に注意

紙のエントリーシートでしたらコピーをとり、まずは下書きで練習をしてから清書するようにしましょう。

エントリーシートは云わば企業に送るあなたからのラブレターです。

修正液で何ヵ所も修正があるラブレターって、もらった方は「これ、本気なのかな?」って不安に思いますよね。

面倒くさいですが、書き間違いをしてしまった場合は、もう一度最初から書き直しましょう。

また、最近はデータでのエントリーシートも大変多くなっています。

ここで問題になるのが変換ミスです。

変換ミスが多いと『仕事を丁寧にやってくれなさそう』という印象が一気に高まります。

紙でもWebでも、エントリーシートが完成したら必ず読み直し、変な部分は修正しましょう。

 

なるべく沢山書く(8割目安)

パット見の印象も非常に大切ですので、空欄が目立つエントリーシートは印象がよくありません。

志望度も見極めたいエントリーシートで入力率5割程度だと、
「そんなに書く事ないのかな?」
「そんなにウチには興味ないのかな?」
と、思われてしまいます。

400文字程度という記載があれば最低でも320文字。

最低8割は入力するように心がけましょう。

 

伝えたいポイントを絞る

それでは実際にエントリーシートを作成していきましょう。

まずはそれぞれの項目について、ネタになりそうな自身の経験やポイントを箇条書きにします。

そして一番アピールになりそうな経験をピックアップしましょう。

アルバイトの経験も学校での研究もバイトの経験も・・・と、あれもこれも伝えたいという気持ちは分かりますが、限られたスペースで全てを伝えるのは正直難しいです。

まずはポイントを1つ、多くても2つに絞りましょう。

 

結論ファースト(PREP法)

次にそれをどのようにエントリーシートに記載していくかですが、プレゼンテーション(伝え方)の方法でPREP法(プレップほう)というのがあります。

【PREP法】
P(Point:要点)
R(Reason:理由)
E(Example:例)
P(Point:要点)

ビジネスの世界に入ると結論ファーストは当たり前です。

ダラダラ話していると、「で、結局結論はなんなの?」と、厳しいツッコミが入るのがビジネスの世界です。

ビジネスの入り口である就活では、面接の時も含めて、常に結論ファーストを心がけましょう。

 

数字を入れて具体性を出す(曖昧な言葉は使わない)

普段の会話では「沢山」「かなり」「結構」など、曖昧な言葉を使ってしまいがちですが、具体的に相手の頭の中に、自分の話をイメージしてもらうには、数字を上手く使う必要があります。

「沢山やりました」よりも「100回やりました」
「かなり」よりも「週に3回は」
「結構」よりも「平日は毎日」

の方が、聞く人の頭に具体的なイメージがわきます。

人によって定義が違う曖昧な言葉はなるべく使わずに、世界標準の数字を意識的に使いましょう。

まとめ

今日は就活の第三ステップ、『エントリーシート』の書き方についてお伝えしました。

就活生も大変ですが、大量にESを読んで処理する人事も大変です。

人事の身になって、分かり易く、会ってみたいと思われるようなエントリーシートの作成を目指しましょう。

自己PRや志望動機、長所短所など、自分の事について言語化すると、面接で同じような質問をされた際も、スラスラと話せるようになるから不思議なものです。

エントリーシートの作成は多くの就活生にとって悩みの種になっていますが、ここまでの下準備が面接でのあなたを輝かせてくれるはず。

全部の想定質問の準備をする必要はありませんが、少なくとも今日出てきたような頻出項目に対しては、スラスラと回答できるぐらい、自分自身について深堀をして、言語化しておくことが必要です。

就職活動は初めてのことばかりで大変ですが、後から振り返ってみると色んな事が学べた1年間だったと前向きに捉えている人も多いのも事実です。

今日の情報があなたの就職活動にとって少しでも役に立てば幸いです。

 

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今日のあなたへの質問

「あなたのガクチカを教えてください」

それでは今日も就職活動、頑張ってください!

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