就活のやり方がわからない【就活軸の決め方・進め方が知りたい】

就活軸 就活のやり方

「リクルートスーツ買った?」

「インターンシップに行った方がいいらしいよ」

「OB訪問行くと内定もらえるらしぜ」

キャンパス内でそんな会話がされるようになる大学3年生の夏。

いよいよ就職活動の時期がきてしまいました。

重い腰をあげて就活についての情報収集を始める僕。

「就活ってどうやればいいの?」

「なにから始めたらいいの?」

「就活軸って何?どうやって決めるの?」

「就活軸の決め方・進め方が知りたい!」

『就活っていったいなにから始めたらいいんだろう。。。』

この記事はこれから就活を始める就活生に、自身も就活に苦しみ、採用支援会社に就職後も、のべ2000人以上の人事採用担当者と意見交換してきた就活応援団長の僕が、就活を進める上で大切な「就活軸の決め方」についてお伝えしていきます。

就活の進め方

就活はざっくりいうとこんな順番で進めていきます。

【就活の始め方・進め方】
①自己分析
②業界研究
③エントリーシート対策
④適性検査(SPI)対策
⑤GD・GW対策
⑥面接対策

実際は③~⑥をこなせばいいのですが、③~⑥をこなすためにも①②で自分の軸を固めておくことが非常に大切です。

就活軸とは?

『就活軸』とは文字通り、就活をする上での軸です。

『選社軸』『企業選びの軸』などと表現される事もあります。

彼氏彼女を選ぶ時も、

優しい人
気遣いができる人
夢がある人
いつも一緒にいて楽しい人

など、一定の条件があると思います。

企業選びの際もそのような選ぶための軸を決めておくことが大切です。

絶対に譲れない『Mustの軸』、できればこうであって欲しいという『Wantの軸』を整理して、自分の軸(価値観)を明確にしておくとよいでしょう。

なぜ就活軸を決めないといけないの?

「どうしても就活軸を決めないといけないの?」

「成り行きで決めちゃだめなんですか?」

そんな声も聞こえてきそうですね。

もちろん、軸を決め過ぎる事で、かえって可能性を狭めてしまう事もありますので、絶対に軸を決めなければいけない訳ではありません。

ただ『就活軸』は非常に多くの企業の面接で質問されます。

選考で『就活軸』を聞かれた事があるか?

株式会社クロス・マーケティングによる就活を経験した社会人1~2年目の男女500人へのアンケート:調査期間:2019年4月23日~5月7

面接で軸を聞かれた時に、

「いや~、特にないです。」

と答えるのと、

「私は自分が成長できる環境、そして若いうちから活躍のチャンスがもらえる会社で働きたいと思っております。なぜならば・・・」

と、回答するのでは、後者の方が就活についてしっかり向き合って、真剣に考えている印象を持たれるでしょう。

基準がないと選べない
また、世の中には非常に多くの会社があります。

一説によると、日本に会社は280万社以上あるとも言われてます。

そんな多くの企業の中から自分の就職先1社を選ぶ際に、なにも基準がないと、選びようがないと思いませんか?

最終的に自分がどこの会社で働くか、決断をするためにもある程度の軸を決めておいた方がよいでしょう。

就活軸の決め方

就活軸を決めていくためにはどんな事をすればよいでしょう。

大きく分けると、以下の2つで軸を決めていきます。

①自己分析
②企業研究

①自己分析
まずは自分を知りましょう。

過去の自分
今の自分
未来の自分

について振返り、しっかり考えていく事が大切です。

今まで、どんな経験をしてきたか。

どんな判断や選択をしてきたか。

その結果、今の自分はこんな特徴や価値観がある。

そして将来はこんな自分になりたいと思っている。

こんな仕事をしたいと思っている。

自分の気持ちや判断軸、マイルールなどを改めてまとめてみましょう。

 

②企業研究
そして、世の中にどんな業界や職種・企業があるかを調べていきます。

幼稚園や小学校の子供に「将来何になりたい?」って聞くとだいたいが、

ケーキ屋さん
バスの運転手さん
警察官
消防士さん
学校の先生

とか、答えますよね。

それはその職業の人を見る機会があるからです。

人は知らないものにはなりたいと思う事ができません。

世の中にどんな仕事があるのか、その人たちはどんな事を考えてどんな働き方をしているのか。

可能な限り、情報収集をしていく事が大切です。

自己分析×企業研究

自分がどんな人間で、世の中にはこんな仕事や会社がある。

そういった情報の積み重ねで自分の就活軸が固まってきます。

実際の先輩達の就活軸の実例

実際の先輩達はどんな就活の軸に決めていったのでしょうか。

具体的な事例を見ていきましょう。

【一緒に働く人・チームワーク軸】
・尊敬できる人と働きたい
・自分の会社の事が好きな社員が多い会社
・女性が多い職場
・さまざまな国の人が混在する会社
・少数精鋭の会社

【場所・環境軸】
・ワークライフバランスが整った環境で働きたい
・将来性のある業界で働きたい
・様々な業界と関われる仕事がしたい
・自分の強みを活かせる会社が良い
・実力主義の現場で早く成長したい
・研修制度のしっかりした会社で働きたい
・産休後も働ける会社
・男性の育児休暇取得率が高い会社

【仕事内容軸】
・自分の仕事に誇りが持てる仕事をしたい
・専門知識を活かしたい
・社会のためになる仕事がしたい
・人と関わる仕事がしたい
・人をサポートする仕事がしたい
・人を裏から支えるような(縁の下の力持ち的な)仕事がしたい
・関わった人を笑顔にできる仕事をしたい

【社風軸】
・意思決定が速い
・実力主義
・若いうちから活躍できる
・お客様第一主義を掲げている
・チャレンジを歓迎する

【能力軸】
・自分の経験を活かせる
・英語力が活かせる
・資格が活かせる
・コミュニケーション能力が活かせる
・成長(キャリアアップ)できる環境で働きたい
・常に勉強をしないとついていけないような仕事をしたい

【やりがい・成長軸】
・頑張ったら頑張った分だけ評価される仕事
・沢山「ありがとう」を言われる仕事
・自分が成長できる環境
・人を感動させることができる仕事

【社会貢献・影響力軸】
・社会インフラを担っている会社で働きたい
・地図に残る仕事がしたい
・地球にいい事を会社単位でやっている
・公益性が高い会社で働きたい
・この会社がなくなると多くの人が困ってしまうような会社で働きたい

面接官は『この学生はうちの会社で活躍できそうかなぁ…』と想像しながら、あなたの就活軸を聞きます。

なぜ、そういう軸に至ったのか。

どういう経験から、どんな事を考えてその軸で就活をしようと思うようになったのか。

背景やエピソードも交えて面接で語れるように準備をしておきましょう。

まとめ

今日は就活軸の決め方についてお伝えしました。

「自己分析」をして「企業研究」をして「就活軸」を決める。

軸は途中で変わっていってもいいので、まずは基準となる軸を決めてしまいましょう。

そして、会社説明会や面接に参加しながら自分の軸をブラッシュアップしていき、自分の中でしっくりくる言葉に落とし込んでいくとよいでしょう。

 

就職活動は今までの人生で最も自分と向き合う時期かもしれません。

人によっては非常に苦しい数カ月間になるかもしれませんが、あとから考えれば沢山の経験を積める企業な期間になる事は間違いありません。

今日の記事があなたの就職活動の一助になれば幸いです。

今日のあなたへの質問

「就職をする上であなたが絶対に譲れない条件はなんですか?」

それでは今日も就職活動、頑張ってください!

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