就活が終わらない!決まらない!受からない!不安な人が今からやるべき3つのこと

就活不安 就活のやり方

就活をはじめて、はや3ヶ月、半年、10ヵ月。。。
まだ内定がもらえない。
他のみんなは早々に就職活動を終え、残りの学生生活を謳歌している。
「いよいよヤバイ!」と、思っている人が、今からやるべき3つの事についてお伝えしていきます。

先輩たちの3月末時点の就職率

毎年厚労省から発表される大学生の就職率。
2021年3月卒の大学生の就職率は96%でした。
前年と比べ2%ダウンしていますが、毎年95%以上の人が大学卒業後、就職をしています。

出所:厚生労働省令和3年3月大学等卒業者の就職状況

逆に言うと、就職できなかった人は2~4%。
ワークス大卒求人倍率調査(2022 年卒)によると、民間企業就職希望者数は45万人程なので、45万人×4%=18,000人は就職できなかった事になります。
就職できた人は残りの432,000人という事になるので、この人数が多いのか少ないかは議論が分かれるところですが、できれば、就職できた432,000人の方に入りたいですよね。
就職しなかった18,000人は、その後どんな道を歩んでいくのでしょうか。

就職できなかった人の6つの選択肢

①大学院へ行く
大学院へ行くともう2年、学生生活が延長されます。
今回の反省を振返りながら、大学院の修士1年生の時に改めて就職活動をやり直す事ができます。
ただし、もう2年分の学費が必要となりますので、奨学金や親との相談が必要になってきます。

②フリーターや派遣社員になる
正社員だけが人生ではありません。
総務省統計局の労働力調査によると2021年平均の就業者数は6667万人。
そのうち正社員として働いている人は3565万人。
非正規のフリーターや派遣社員として働いている人の数は2064万人。
役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は36.7%となっており、雇用者の約4割がフリーターや派遣社員として働いています。

③起業する
人に雇われて働くだけが人生ではありません。
自分のアイディア1つで、個人事業主として働く方法や、会社を立ち上げる方法もあります。
昔は会社設立に300万円はかかると言われていた時代もありましたが、今では0円で起業できてしまう時代です。
自分の腕一本で世の中で勝負をしてみる人生だってあります。

④就職留年して就活を続行する
就職活動をもう一年やるために、あえて留年をする方法です。
就活の経験がある中、また一から就活をする事ができますので、経験値的には有利です。
ただし、面接時に留年の理由は聞かれる事が多いので、しっかり答えられるよう準備が必要です。

⑤既卒として就活を続行する
一旦卒業して、既卒扱いで改めて就職活動をする方法です。
世の中には既卒をメインターゲットにした求人サイトもあり、新卒でなくても20代前半の若手を採用したいと思っている企業は多いので、新卒版のリクナビマイナビは卒業して、既卒向けの就活サイトを使って就職活動を実施する方法もあります。

⑥ワーキングホリデーに行く
イギリスなどの欧米では卒業後1~2年は海外に出て、異文化を学んでくる事をよしとしている文化もあります。
海外に出て自分でお金を稼ぎながら見聞を広げる。
卒業後、そんな期間が一定期間あってもよいかもしれません。

このように実は色んな道があるのです。
『卒業したら正社員として働くしかない』と思っていた人にとっては少し視界が開ける話だったのではないでしょうか。

新卒の求人倍率は1.5倍

出所ワークス大卒求人倍率調査(2022年卒)

2022年卒の新卒の求人倍率は1.5倍。
この1.5倍というのはどういう意味なのでしょうか。

求人倍率=求人数÷学生数(民間企業への就職を希望する学生)

という数式になります。つまり、

676,400÷450,000=1.50倍

という事で、2022年現在、学生さんの数より求人数の方が1.5倍も多いという事を示しています。
つまり、仕事を選ばなければ就職自体は難しい事ではないのです。
とっても厳しい事を言うと、こんな仕事は嫌、こんな業界は嫌だ、地方で働くのは嫌だと、贅沢を言っているから仕事が決まらないのです。できるだけいい仕事・自分に合った仕事がしたいという気持ちはとてもよく分かりますが、求人数の方が就職希望の学生数より圧倒的に多いというのは紛れもない事実なのです。

今からやるべき3つのこと

前述した通り、正社員として就職するだけが人生ではありません。
それでも、やっぱり折角の『新卒カード』は大切に使いたいし、正社員から自分のキャリアをスタートさせたい。
そんな気持ちはよく分かります。
3月までに正社員としての内定を得るために、これからやるべき3つの事はこちらです。

これからやるべき3つのこと
①分析する
②行動する
③就活エージェントを利用する

①分析する
就活の流れは大きく分けると以下のような流れになります。
自分がどのステップでつまずいているのかを確認し、苦手なところを徹底的にトレーニングしましょう。
1)自己分析
2)業界研究
3)エントリーシート
4)適性検査
5)グループディスカッション(ワーク)
6)面接
面接がうまくいかないのは、一番最初の自己分析が甘いからかもしれません。
なぜ、なぜ、なぜを繰り返し、今までの就職活動の中のどの部分が悪くて内定獲得に至っていないのかをしっかり分析しましょう。

②行動する
自分の弱点が分かったら後はそこを徹底的に強化しましょう。
1)自己分析をやり直す

2)企業研究を行う
業界や視野を広げる必要があるかもしれません。

3)エントリーシート対策をする

4)適性検査対策をする

5)グループディスカッション(ワーク)対策をする

6)面接対策・練習をする
面接は最初の印象が大切です。
第一印象が良くなるような配慮も必要です。

③就活エージェントを利用する
学生数に対して求人数が1.5倍もあるような状況なので、自分でPDCAを回して、諦めずに活動を続ければ、必ずあなたを必要としてくれる一社に出会う事はできます。
『でも、それがなかなか上手くいかないから悩んでるんじゃないか。』
そんな、心の声が聞こえてきそうですね。
自分ひとりじゃ、上手くいかなくて、もうどうしたらいいか分からない。
そんな気持ちになっている場合は、第三者の助けを借りましょう。
世の中には就活エージェントという、就職をサポートしてくれるサービスがあり、完全無料で就活の相談にのってくれたりアドバイスをしてくれたり、面接のトレーニングをやってくれる会社があります。
おすすめの就活エージェントもありますので、いくつか登録してみるとよいでしょう。

まとめ

今日、お伝えした内容はこちら。

先輩たちの3月末時点の就職率は96%。
・就職できなかった人の6つの選択肢
 ①大学院へ行く
 ②フリーターや派遣社員になる
 ③起業する
 ④就職留年して就活を続行する
 ⑤既卒として就活を続行する
 ⑥ワーキングホリデーにいく
・新卒の求人倍率は1.5倍と圧倒的に求人数の方が多い
・今からやるべき3つのこと
 ①分析する
 ②行動する
 ③就活エージェントを利用する

卒業まであと何ヵ月ですか?
正社員だけがゴールではないですが、それでもやっぱり正社員の道は諦めたくないですよね。
早ければ1週間~2週間で内定を出してくれる会社だってあります。
諦めずに行動し続ければ、内定は必ずもらえます。
不合格続きで下を向きたくなる日もあるかもしれませんが、冷静に考えてみれば、3つも4つも内定をとる必要はありません。
最後の最後に運命の1社から内定を貰えればいいのです。

就職活動は初めてのことばかりで大変ですが、後から振り返ってみると色んな事が学べた1年間だったと前向きに捉えている人も多いのも事実です。
今日の情報があなたの就職活動にとって少しでも役に立てば幸いです。

今日のあなたへの質問
「内定を貰うために、今すぐあなたがやるべき一歩目の行動はなんですか?」
それでは今日も就職活動、頑張ってください!

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